大会テーマ

日本臨床心理劇学会の軌跡と創造

 

大会日程:2024年 2月10日(土)・11日(日)

 

開催場所:中村学園大学

 

大会プログラム

〇1日目

12:00      受付開始

12:30~13:00 開会式

13:00~18:00 ワークショップ

ワークショップは、参加申し込みの際に、以下のコースから希望を選択してください。同一ワークショップへの希望者が多数の場合、人数を調整させていただく場合がございます。予めご了承ください。

A.「やってみよう心理劇」

講師:本田 玲子(南洲農場株式会社)、服巻 豊(広島大学)、

高橋 佳代(鹿児島大学)、平山 篤史(沖縄国際大学)

(趣旨説明)

初めて心理劇に触れる方を主な対象としたコース。まったく初めての方でも安心してご参加いただけます。

 

B.「明日からの実践に気づきを得る心理劇」 

講師:小野 貴美子(別府大学)、井上 久美子(西南学院大学)、黒山 竜太(熊本大学)

 (趣旨説明)

 教育現場や臨床現場で心理劇に関わり始めたばかりで悩んでいたり、実践に活かせる具体的な技術を習得したい方、或いは心理劇経験はあるけど実践でやったことが無い方を励ますコース

 

C.「自己表現を育む心理劇」

講師:髙原 朗子(桜岳学園)、田中 真理(九州大学)、宮里 新之介(沖縄国際大学)

 (趣旨説明)

発達障害等自分のことを表現することが不器用だったり苦手だったりする方への心理劇を体験するコース

 

D.「大切なものに気づく心理劇~あなたの心に灯をともしてみませんか?~」 

講師:川上 春実(ジャパンマック福岡)、神野 陽介(おおりん病院)

 (趣旨説明)

医療・福祉領域での支援を念頭に、対象者の前向きな気持ちや回復意欲を高める心理劇を体験するコース

 

E.「『いま、ここで』のニーズに応える心理劇」 

講師:高田 弘子(エルロン筑紫野)、高橋 秀和(アウェアネス&グロース アプローチ研究所)、

池田 顕吾(東区第1障がい基幹相談支援センター)

 (趣旨説明)

「いま、ここで」の状況に合わせて、即興で柔軟にドラマを活用する技術を体験するコース

 

18:30~20:30 交流会(会場:中村学園大学)

 

〇2日目

  9:30~11:30 研究発表

A会場(4号館4401教室)

 座長 古賀聡先生(九州大学)・池田恭子先生(九州大学大学院人間環境学研究院)

演題1 マジックショップにおける理想自己像と現実自己像の兌換

 発表者 宮崎菜々子(九州大学教育学部)・古賀聡(九州大学大学院人間環境学研究院)

演題2 認知症高齢者を対象としたアクティブ回想法の試み

 発表者 川辺裕佳(九州大学大学院人間環境学府)・古賀聡

演題3 少人数の大学院生を対象とした監督体験の学び―心理劇研究会を活用しての取り組み―

 発表者 井上久美子(西南学院大学)・石本莉穂・野見山泰誓(西南学院大学大学院)

演題4 心理検査から理解された臨床像とドラマ体験 精神科デイケアにおける心理劇実践事例を通して

 発表者 藤山奈々(医療法人格心会 晴明病院)

 

B会場(4号館4402教室)

 座長 中村真樹先生(鹿児島大学)・下池洸史朗先生(長崎短期大学)

演題1 架空事例の創造とロールプレイを通じた子育て支援への理解

 発表者 志方亮介(精華女子短期大学)

演題2 ASD者の就労支援におけるアクション・カウンセリング 場面描演法と役割交換法を用いた自己理解の試み

 発表者 丸山明子・古賀聡(九州大学大学院人間環境学研究院)

演題3 構成的な心理劇による成人発達障害者支援(2)―普及のための実践者養成に関する検討―

 発表者 横山太範(さっぽろ駅前クリニック北海道リワークプラザ)

演題4 日常の対人交流にみられたロール・プレイング体験の般化―青年期自閉スペクトラム症者Aの当事者インタビューより― 

 発表者 吉川 昌子・松藤光生・岩男芙美(中村学園大学)

 

C会場(4号館4403教室)

 座長 岡嶋一郎先生(西九州大学)・向晃佑先生(長崎国際大学)

演題1 介護福祉学生への心理劇 ―外国人留学生への介護計画指導において―

 発表者 一山幸子(西日本短期大学)

演題2 大学院生における継続的な心理劇体験の効果の検討

 発表者 荒武聖香・藤川卓也・村上菜津美・服巻豊(広島大学大学院)

演題3 PDRPを用いた小学生へのレジリエンス教育―パッケージ化を目指した取り組み―

 発表者 黒山竜太(熊本大学)

演題4 大学教養科目「適応の心理」と COVID-19 ―流行前・流行期・収束期―

 発表者 古川卓(琉球大学グローバル教育支援機構)

 

11:30~12:20 昼食

12:20~13:00 総会

13:00~15:00 シンポジウム テーマ「日本臨床心理劇学会の軌跡と創造」

 本大会企画のシンポジウムでは、『日本臨床心理劇学会の軌跡と創造』というテーマを参加者の皆さまと考えていきたいと思い、企画しました。

 前半は、「福祉」「医療保健」「教育」の各領域で日本臨床心理劇学会の先頭を走り、引っ張ってこられた先生方の日本臨床心理劇学会への思いやこれまでの取り組み、さらに今後に期待することについてお話しいただきます。後半は、指定討論者を踏まえながらさらに話題を深めていただきます。

 日本臨床心理劇学会のこれまでの軌跡を振り返りつつ、今後に向けた創造を掻き立て、次回50回記念大会以降のあり方を考える視座を得る機会としたいと考えております。

 

・シンポジスト

  福祉領域:楠 峰光(社会福祉法人 玄洋会)

  医療領域:熊谷 雅之(雁の巣病院)

  教育領域:針塚 進(九州大学名誉教授)

・指定討論者:古川 卓(琉球大学)

・コーディネーター:吉川 昌子(中村学園大学)

 

15:00 閉会式